まず、大前提として音楽が好きじゃなかったんです。小中学校の音楽の教師との相性もあると思うんですけど、音楽の授業があまり得意じゃなくて、楽器も苦手で、歌も苦手で学生時代は嫌いだったんです。
でも、YouTubeという文化に触れ始めて、関連動画からたまたまビートボックスの動画に飛んだんですよ。名前も出していないような黒人の方がやっているビートボックスのライブの動画で、そのビートボックスがかっこよすぎて、そこから色々見るようになりました。特にRoxorloopsというビートボクサーにハマって。彼の動画を色々見るんじゃなくて、一つのショーケースの動画を延々と毎日見るみたいな生活をしていました。

たまたま、関連動画にすらぷるためさんがいて、それをうっかり見たんですよね。Roxorloopsをリスペクトしていているスタイルで、「日本にもいるんだ」と思って。すらぷるためさんを見て、同じ日本人ということもあって親近感を持って「俺もやるか」と思って、ビートボックスやり始めはじめました。

そうですね。僕は当時からBeatboxをパフォーマンスとして見ていて、聞く分には音楽としてのビートボックスももちろん好きなんです。ループステーションとかも。でも、やる分にはパフォーマンス要素の高いバトルとが１番楽しくてやっていますね。

バトルに出始めたきっかけは、遡ること１０年位以上前なんですけども、普通に『ハモネプ』を見ていたら、『ボイパリーグ』があることを知って半分シャレのつもりで応募したんですよね。そしたら『ハモネプ』ライブでやる『ボイパリーグ』に呼んでいただいたんです。それまで、ほとんどバトルにもライブにも出たことがなかったのに。そのライブでは、Daichiさん、HIKAKINさん、Amarumeさん、当時バトルでブイブイ言わせていたフジイさんと僕の５人で出ました。そのライブが終わってから他の出場者の方と話しをする時間があって、その時にフジイさんがバトルの情報とかここで見れるよとかこうやってバトルに出るんだよってことを教えてくれました。そこからどっぷりですね。

そうですね。僕そもそも勝負事が好きで、中学生の頃は、塾でテストの点数を競ったりするのが好きで勉強していたんですよ。でも、先ほどのでバトルに出たら、今度は勉強からそっちに興味が移っちゃって。ビートボックスのバトルで競い合うのが好きになりましたね。もし僕がビートボックスじゃなくて他のものにハマっていたとすれば、それをまだやっていたと思いますね。

もしかしたら、ダンスバトルに出ていた可能性もあります・・・。たまたまビートボックスであったというわけですね。

負けず嫌いって感じですかね、極度の。
2022年はめちゃくちゃバトルに出ましたね。一発かましてやりたいなと思って。

だいぶかましましたね。今ビートボックスのバトルでフリースタイルがすごいって言われる人って少ないと思うんですよ。そのポジションに入れたのはでかいかなって思いますね。

例えば、誰かがステージに立つじゃないですか。そしたら「この人だったらこのネタ」みたいなのを期待してみんな見るじゃないですか。僕の場合ですと「この人何をやるんだろう」っていう期待感を持たれているかなと思って、そのお客さんの期待にハマった時の会場の会場の高鳴りが楽しくて！