Beatboxerはやっぱり歌が上手い!?~おとだま外伝 座談会~
いよいよ決勝!!
予想外の波乱が!?
決勝No.1 Shimo-Ren
『恋におちて -Fall in love-』/小林明子
そっからの、さぁ、決勝!!!
Fall in love!!Shimo-Renさんのね。
これさ・・・落としにかかってません?
3人くらい倒れますね、また。
いや、正直、自分の基準でいうと、レディーたちを落としにいったのかな・・・と。
落としにいってたね・・・。Fall in love・・・。
この曲も別に簡単な曲じゃないからね。昔ながらの名曲だけど。「金曜日の妻たちへ」っていう昔のドラマの主題歌で、結構いろんな人がカバーしてるんだよね。それこそ歌の上手いシンガーさんがカバーしているくらいの名曲で、聞いてる人は聞いてるわけで。年齢が上の方々は知っている人は知っているくらいの歌だから、それを選ぶっていうのがもう・・・・
上の人たちが聞いたら、その歌をShimo-Renさんが歌うのと、VivaさんがゴリゴリにONE OK ROCKでロック歌うのだったら、Shimo-Renさんの方が響くのかもしれないなって。
確かにね。今回、女性客が多かったから。なおさらそうだったのかもしれないね。
決勝No.2 Viva
『Mighty Long Fall』/ONE OK ROCK
ただそれに対抗するように、Vivaさんの『Mighty Long Fall』
これめっちゃカッコよくなかった!?めっちゃロックじゃなかった!!?
Vivaさん、ああいうゴリゴリのロック、本当に得意なんですよ!
僕、アホみたいにヘドバンしましたからね!みんななんでそんなノリ方なの!?って思うくらい、ひたすら頭降ってましたね。
あのときだけ、フェスだったね。
確かに!間違いない!
ライブっていうか、フェス。がっつりロックフェスだったよね。
タオル振り回したかったですもん
どっちかというとYAMORIさんもShimo-Renさんもバラードで来るわけじゃん。それにロックで対抗したというのはいい対抗の仕方だったなと思う。かっこよかったな・・・。
異色な感じがめっちゃカッコよかったっていう。他の人にはできなさそうな感じがしましたね。
決勝No.3 YAMORI
『メトロノーム』/米津玄師
そして、『メトロノーム』。やっぱり、YAMORIさんは音楽を届ける人だなって、すごい思った。選曲もそうだけど。二人に比べてマイナーといえばマイナーなんだけど、またいい曲なんだよね、これが。
本当に!
YAMORIさんが歌うともっといい曲に聞こえるし・・・。
そして、場がすごいいい感じになりますよね。
YAMORIさんが好きな曲をセレクトして、カバーするライブがあったら、私見に行くよ、たぶん。
行く行く行く!
行きたいな・・・
もちろんご自身の歌もやってくださいだけど・・・いや、見たいなー!やってほしいな。
なんか、ストレートな感じもいいけど、こういうのもいいよね。
なんか、しっとり、ほのぼのって感じが。
結果発表・・・・のはずが!?
そして、やっと優勝者決まる!と思ったら、まさかの割れるっていう。
いやぁあれやばかったなぁ。誰が予想したんだろう。
「結果発表〜!!割れた〜〜!!」えぇ〜!って思って。ちょうどももさん(クニトリ主催)がいらっしゃってて、Twitterに載せてたけど、綺麗に割れてたもんね。
びっくりした。なんかにもさん入ってたし。
にもさん入ってた(笑)
にしてもあんな綺麗に割れます?
それ。本当それな。
未だに信じられない。
確か(オーディエンス)45人だったから、3で割り切れるのよ。
聞いてましたもん。「全員入れましたか?」みたいな。
うん言ってた。だから多分割れちゃったから、おぉってなって。でも時間が余ったから逆によかったね。
普通のビートボックスのバトルだったら、延長のことを視野に入れて時間組むじゃないですか。でも、今回は延長ってのは視野に入れないじゃないですか。
カラオケ大会で延長ってないですもんね。
ないない。
いやでも、ありがたいですね。延長はやっぱ大好きですね我々は(笑)
それな。
バトルの「これ延長やろ!」ってヤジが通用しないような場面で延長になるんだ。
おもろかったなぁあれも。
もう1回聞けるのは最高ですね。
でも用意してなかったんだよね?3人とも。
それこそ、即興ですもんね。
これはほんとね、慣れてるからできることだと思うよ。
いやぁ間違いない!バンドの方もすごいなって思ってホンマに。いや出来んねや!って
いや出来んの?!?って思って。
こっからがバンディーズの真骨頂だったなぁって
しかもなんか「2度上げてください」みたいな。
あぁ、音程のね!
キーの指定、通じちゃうのが。
さすが。
知らない曲でセッションしろって言われて、調べてセッションするぐらいだったらまだ出来ても、聞いたことないような曲でキー上げてって言われてできちゃうのがもうなんか。
すごいよね。
凄かったなぁあの時まじで。
マジですごい。
さすがですねって思ったもん。
延長No.1 Shimo-Ren
『瞳を閉じて』/平井堅
さぁ、延長戦。
1人目は?
瞳を閉じて
あぁ〜!
あ〜、ダメだよあれ。。もう瞳を閉じてって言った瞬間にみんな落ちてたし。
はやいはやい、はやいね。。
もう見えてない。見れない(笑)
閉じちゃったからね、瞳。
閉じちゃったね。
しかもShimo-Renさんに合ってるしね。
いやそれ。
ガチだなぁ。
そりゃガチよ。みんな5万円取りにいってんだもん。
そりゃね。いやぁ良かった〜。
延長No.2 Viva
『Believer』/Imagine Dragons
で、『Believer』?
Vivaさん!
いやぁ〜〜あれめっちゃ好き!
分かる。それな。
良かったですよね。曲。
だってあれさ、Ray君とか結構色んな人がビートボックスのルーティンで入れてるじゃん。『Believer』って。
めっっちゃ好きなんすよあの曲。も〜かっこいい!ありがとうございますホンマ。
めっちゃソウルフルというかさ。
私の印象に残った曲の1つですもん。スゴすぎて。
Vivaさんが「Believer歌います」って言った瞬間にうわぁ絶対イイわ。って思ったし。
迫力。。全部がなんかもう、ドゥワァ!!!みたいな。ヤバァ!!!!ってなった。あぁ語彙力。。
うん、飛んでいったね。
えへへ。
正直この後に原曲聞き直したけどVivaさんの方が好きだわ。個人的な好みだけどライブのVivaさんのやつがめっちゃ良かったわ。私正直これ聞いたとき優勝するって思ったよ。この時点でね、この時点ではよ?この時点ではあ、これVivaさん取ったなって思ったもん。でもこの後よね。
この後!
延長No.3 YAMORI
『I LOVE YOU』/尾崎豊
尾崎豊の『I LOVE YOU』をYAMORIさんが歌ったら、そりゃあかんのよ。
アカン!
いやぁもうなんかほんと、ダメだよなぁ。
上手いっすよね〜その選曲!
選曲も上手いし、あれは落とそうとしてるとかあるかもしれないけど、普通に良かった。
めっちゃもう、いい時間だった。
禁じ手。尾崎豊はダメだよ。そりゃ優勝するもん。
どんどん皆さんの目がハートになっていくってキーボードの永嶋玲さんがブログで言ってたんだけど、ですよね?って思ったもん。
キーボードの永嶋玲さんのブログはこちら
「おとだま外伝ビートボクサー歌合戦」のこと。 | 永嶋玲 official Web Site (themedia.jp)
なんかもう、ただ単に上手いだけじゃ表せないですもんね。
うん分かる。なんか歌をちゃんと大切に届けてる感が。
一つ一つの言葉を伝えてるみたいな。めっちゃ伝わってくる。
曲選が曲選だから客層も含めそういう風に取られちゃうのかもしれないけど、全体通してYAMORIさんが歌を、音楽をきちんと届けてたかなぁ。スタイルは色々違うからアレなんだけどさ、1番音楽に向き合ってきたんだなぁって思った。
バックボーン的な?
そうそう。
なんか歌合戦、歌うま決定戦でみんなカラオケで超歌上手くやってる中で、YAMORIさん1人だけステージに立って歌の上手さを見せつけるどうこうでなく歌を届けてる感じ。
あ、そうわかるわかる、そうなんだよね!
歌の良さを見せてた。
あの雰囲気とか選曲も含め全てがどハマりしてたし。
いやぁカバーライブ見てぇ!
行きてぇ!!
凱旋ツアーやろうぜ、マジで。
元々ほら、JPOPとか歌謡曲とかにビートボックスを織り交ぜたスタイルじゃない?YAMORIさんって。だからやっぱ、丁寧に丁寧に音楽と向き合って作ってきたのが伝わったから、それが結果として優勝ってのになったのかね。
グッティーーン!!
ナイスグッティン!
いやもうYAMORIさんの曲、どの曲もいい曲だからみんな聞こうね。YAMORIさんについて徹底的に書いたブログJPN CUPの時に出してるからね?
個人ブログ時代のイマリが2月に書いた記事はこれ→JPN CUPバトラーについて語ろう。Vol. 2 YAMORI – この声が枯れるまで、好きを語れ。 (hatenablog.com)
いやぁあの人の曲ね、どれも好きよやっぱ。
どれもグッティン〜♪
ナイスグッティン!
本人は優勝が予想外だったらしいよ。
なんか言ってましたね。「ビートボックスに関係あるかわからんけど初めての優勝」みたいな。
まぁたしかにスタイル的に音楽性がかなり高いからさ。本人はバトルよりショーケースをやってたいみたいなことを言ってたことがあるんだけど。ビートボックスバチボコってよりか音楽のスタイルでビートボックスを上手く取り込んでアーティスト活動してるような人じゃん。だからバトルとかが得意じゃないのかなって思ったけど。
いやぁ、普通にYAMORIさん見たいな。
聞ける場が欲しいです。
聞きたいね。
Beatboxerの
新たなる一面。
ちょっとまとめるよ。
今回は、音楽と向き合ってきたんだなってのが顕著にわかるようなイベントだなって思った。2人どうだった?
いやぁもう、楽しかった。
純粋なビートボックスのイベントじゃなかったじゃない?どちらかというと番外編みたいなビートボックス全然関係ないような。
普段ビートボックスしか聞けないんで、めっちゃ新鮮で面白かったです。この人こんな感じなんや。みたいな。歌ったらこんな感じなんやとか、色々知れて面白くて楽しいイベントやったなぁって思って。いやぁ、楽しみですよ2回目も。
おたは?
普段のビートボックスのバトルと戦い方が全く違うし、あと、ジャッジが、歌の専門家とか音楽の専門家とかじゃなくて観客だった分、それぞれの戦い方がまた違ったのが面白かったですね。その、ビートボクサー達が、ビートボックス好きな人達に向けて、ビートボックス以外の音楽で戦うっていうのが新しいし初めてだったし、過去にあったか知らないけど。僕達からしたら初めてだったし。
多分ないと思うよ。
Vivaさんが歌の上手さでワーッて盛り上げるのか、Shimo-Renさんがオトしにいくのか、YAMORIさんが歌を魅せにいくのか、そのそれぞれの戦い方が見れたのが面白かったですね。またそれがビートボックスに繋がってくると思うし。
うんうん、確かにね。いやぁ、見に行ってよかったなぁ〜。
いやぁ、間違いない。
番外編だったけどそれぞれのビートボクサーのスタイルとか人間性とかが見えたようなイベントだったなぁ。
じゃあもう、vol.2も楽しみに待っときますよ。
HumanBeatbox
“Human“と銘打ってるだけあって、Beatboxerの口から出るBeatboxやバトルに対する姿勢、ステージングなどからその本人の人間性が滲み出ることもある。
今回は“Beatbox”ではなく“歌”がメインであったこともあり、それぞれのHumanBeatboxerが持っている音楽性を全面的に見ることができたイベントであった。
HumanBeatbox“音楽”であり、
HumanBeatboxerは“音楽家”でもある。
そのことを改めて認識できたようなイベントであったと思う。
文責:イマリ 写真:イマリ、84©