いま、日本のループがアツい‼日本初のループステーションイベント「Cube」に行ってみた。
さて。
1人ずつ振り返っていこうか。
ゲスト込みの前半戦!!
1st looper Yamasou
まず最初に登場したのは、特徴的なサングラスがトレードマークのYamasouさん。
Japan Loopstation Championshipにて予選を6位通過したプレイヤーです。
1曲目-Faded
イベント全体を通して最初の曲となった1曲目は、Japan Loopstation Championshipのワイルドカード予選でも披露したFadedのカバーでした。(動画はこちら)
冒頭のレコーディングでメロディーが聞こえてきた時点で会場がざわついていました。
その後の歌は一緒に歌っている人も結構いました。
そしてサビ。まるで原曲を流しているような神カバーに、会場もかなり沸いていました。
何より音がきれい。有名な曲ということもあって、盛り上がりつつもうっとり聞き入ってしまうようなイベントの最初にふさわしいパフォーマンスでした。
2曲目-LATATA
2曲目は昨年開催された国際オンラインループステーションバトル”5v5 Loopstation League S2″のワイルドカード予選にて発表したLATATA。(動画はこちら)
最初のレコーディングの際、1曲目とは違い力強いキックの音。
スピーカーと反対側の建物の壁がガシャガシャ揺れる音が聞こえてきました。
テーブルの上に置いていた水が揺れる‼
いかに会場が揺れていたかがわかります。
そしてコーラスの部分で会場後方、タバコを吸っていた観客からの「Kagamiいけ!」のガヤ。それに応え、「Oh~Kagami~Kagami~Kagami~」とコーラスを入れるYamasouさん。会場は大盛り上がりでした。
トップバッターとして会場を盛り上げてくれたYamasouさん。素晴らしいパフォーマンスでした。
Guest solo MIKAGE
Yamasouさんの出番が終わり、ここで急に主催のMarkさんからアナウンスが。
なんと機材の準備をしている間、千葉から来たMIKAGEさんがビートボックスをしてくれるとのこと。
マイクチェックをし、「ちょっとだけビートボックスします。」と一言。
始めたビートボックスがマジでヤバイ‼
ダッグサウンドとベースの組み合わせ全部マイクに綺麗に入ってるし、刻みはひとつひとつの音が綺麗で音数も多くて速いし、長めに刻んでも崩れることがない。音数の多い攻撃的なビートボックスに観客は全員食らいまくってました。これでまだ高校生とはほんとに信じられません。今後のMIKAGEさんにも大注目です。
2nd looper Gutti
MIKAGEさんの余韻が残る中、続いて出てきた2人目のプレイヤーはGuttiさん。
Japan Loopstation Championshipの予選を2位で通過したプレイヤーです。
1曲目-未発表曲
静かに揺れる低音が響く中進んでいくレコーディング。何が起こるのだろう、、、と期待させられる独特の世界観。その後の歌の部分も含め、ドロップ前の静かな雰囲気作りが完璧でした。
そしてドロップ。まるでゲーム音楽のようなサウンドに会場は大きな歓声。その後もう1オクターブ高いドロップのアレンジもかっこよすぎて、気づいたら私も大きな声を出していました。
2曲目-Japan-Loopstation-Championship-1st-Quarter-Final-Round4 vs Toony
2曲目は、Japan Loopstation Championshipのベスト8、Toony戦のラウンド4で披露した曲でした。(動画はこちら)
いきなり流れ出した、セカンドデバイスのエフェクトを使用したサウンドに歓声が上がります。
その後、サイレンの音が会場内に響き渡ります。ドロップは低音で押していくような構成。
ほんとにただただ曲がかっこよく、会場内は言葉を失い「やばー」しかいえなくなっていました。
1曲目は韓国のDICEを、2曲目はイギリスのFrostyを思い浮かべました。
とにかく音がかっこよく、ループステーションやセカンドデバイス、エフェクトの使い方が上手いんだなと感じました。今後の活躍にも期待です。
Guest solo Ach
Guttiさんのパフォーマンスが終わった後、主催のMarkさんからまたもアナウンスが。
なんとゲストとして岐阜からAchさんが来てくださいました。
先日高田馬場BASE ON TOPにて開催されたBeatBoxBattle”B-SHOT!!”にて初戦でFMTKさんを破ったのも記憶に新しいAchさん。
会場にずっといるのは見えていましたが、まさかマイクを握るとは。。
BeatBoxBattle”B-SHOT!!”振り返りレポはこちら
速いテンポの中にAchさん独特のベースや綺麗な音のクリック、そしてポリフォニックボイスのかっこよすぎるドロップに会場のテンションはブチ上げ。若くしてかなりの実力。。
きっとこれから様々なバトルイベント、ビートボックスシーンで活躍してくれることでしょう。
Guest tag MIKAGE&Ach
そしてさらに、ゲストで来ていた2人が即興でタッグを組みパフォーマンス。
「1時間くらいでネタを考えてきました。」と一言残しスタート。
それぞれの良さを存分に出した構成。MIKAGEさんの綺麗すぎる刻み、特殊な音質のAchさんのベース、そしてAchさんのソロのドロップをまさかのタックでカバー。
お互いの持ち味が上手く組み合わさり超クールなトラックに仕上がっていました。
とても1時間で考えたとは思えない完成度の高さに会場中が圧倒されていました。
マジでこの2人には今後タッグとして活躍してほしいところ。何かの大会のタッグ部門にエントリーしてくれないかな。。
つい期待しちゃうほどの即興とは思えないパフォーマンスでした。
3rd looper Impedance
続いて登場したのは、JLCの運営もしているImpedanceさん。
なんと住んでいるのは宮崎!飛行機ではるばる東京まで来たそう。凄い。。
しかもこのImpedanceさん、とんでもない事件が。
なんとイベント前日に機材のデータがすべて飛んでしまったらしい。
そんな状態で演奏できるのか??と思っていましたが、そんな心配忘れてしまうくらいかっこいいパフォーマンスでした。
1曲目-D.A.R
1曲目に披露したのはオリジナル曲のD.A.R(動画はこちら)
レコーディングの時点で流れる、耳に残る音が会場の期待度を上げていきます。
そしてドロップはドラムンベースで低音が鳴り響いていました。これはYoutubeに上がっている動画をスマートフォンのスピーカーで聞くのとは全く違う、会場でしか味わえないような音の良さでした。
また終盤のアレンジもカッコよく、即興タッグの余韻から会場の空気は一気にImpedanceさんが支配していました。
2曲目-Ephemeral
2曲目に披露したのは、先日MVも公開したEphemeral
MVはImpedanceさんの良さがすべて詰まった素晴らしい映像になっています。
ぜひこちらからご覧ください。
会場では、耳に残るメロディ、音の綺麗さももちろんよかったが、MVには無い特殊すぎるアレンジがあり、会場は大盛り上がりでした。
Impedanceさんは楽曲もそうだが音の乗り方、ステージングという面においてもカッコよく、見ている観客を乗せるのがほんとにうまいといった印象でした。かっこよかった!!!
と、ここで???
Impedanceさんの出番が終わった後、僕の手元になぜか本人が使用しているループステーション(RC 505 MK2)が運ばれてきました。
実際に触っていいということだったので触らせていただきました。
持ってみると思っていたよりかなり軽い!!!
私の予想ではボタンは柔らかく、ふにゃっとした押し心地だと思っていました。
しかし実際ボタンは思いの外固く、押した感触は“カチッ”としていました。
このボタンの感触、なんだっけ。。分かってくれた方、教えてください。