いま、日本のループがアツい‼日本初のループステーションイベント「Cube」に行ってみた。
まさかの歴代世界チャンピオンたちが降臨!?
後半戦も激アツ過ぎた!!!
4th looper Kagami
続いて登場したのはKagamiさん。
Japan Loopstation Championshipではワイルドカード予選10位、5vs5 Loopstation League S2にも出場していたプレイヤーです。
1曲目-未発表曲
いきなり流れてきた、エフェクトを使った音に会場からは大きな歓声が上がります。
しばらくして、また別のアルペジオが組まれます。どっちもいい音楽過ぎて。。。
ドロップでビートが入ってきます。このビートが力強いしメロディーが心地いい。神ドロップ。
まるでゲーム音楽のようなサウンド。ワクワクさせるような音が聞いているすべての観客の心にぶっ刺さります。もちろん私の心にも。。。。
ほんとに神曲でした。ここまでで一番歓声が上がっていたのも間違いないです。
(終盤にかけてお酒も進み歓声は大きくなっていましたが。)
2曲目-Destiny
2曲目に披露したのは、Japan Loopstation Championshipの予選で演奏したDestiny。(動画はこちら)
冒頭から同じメロディーが聞こえる中で、ビートやエフェクトで変化をつけていくスタイル。
盛り上がっていた会場の空気を沈め、完全にKagamiさんが支配していました。
Kagamiさんのループはひたすら音楽を追い求めたように思えました。
全出演者の中で最も音楽的なショーケースをしており、会場の心をつかんでいました。特に1曲目は完全に会場を盛り上げていました。音もエフェクトもメロディーもマジでかっこよかった!!
今後の活躍にも注目していきたいですね。。。
5th looper Toony
次のプレイヤーはToonyさん。
Japan Loopstation Championship ワイルドカード予選で7位通過しているプレイヤーです。
1曲目-未発表曲
未発表曲ということなので書かないでおきますが、調べたところによるととあるゲーム音楽のカバーでした。最初の耳に残るイントロが流れた時点ですぐに会場の期待値が上がります。
そしてその後の和音を使ったメインのメロディ、ゲーム音楽のカッコよさで会場は大歓声。その後の構成も完璧でした。ベースメロディにフィルターかけたり、メインのメロディに戻したり、一つ一つの技の見せ方が上手すぎでした。Toonyさんが1つ技を出す度に会場から歓声が上がっていました。
2曲目-Japan Loopstation Championship 1st Quarter Final Round3 vs Gutti
2曲目は、Japan Loopstation Championshipのベスト8、Gutti戦のラウンド3にて披露した曲です(動画はこちら)
低音メインの曲調に、会場はかなり盛り上がりを見せていました。最初のドロップの時点ですでに観客の間でざわざわしており、期待値が高いのがわかります。そして、、、
2回目のドロップに入るとき、Toonyさんが全部の音を止め「Headshot!」と一言。
そこからのドロップは完全にフランスのRythmindのステージ。かっこよすぎるトラックと共に会場全体は「Headshot!!」の掛け声。全員が合唱する大騒ぎの状態。
まるでそこはGBB2019 Solo Loopstation部門の決勝第1ラウンド(動画はこちら)。
1人目の世界チャンピオンが降臨した瞬間でした。
Toonyさんはとにかくトラックがかっこよく、見ている側が音楽にノリたくなるような曲を演奏していました。ループステーションでかっこいいトラックが作れるというのはとても魅力的です。
聞いている人にわかりやすく、なおかつ音がかっこいいので会場を一気につかむことができるのだなと感じました。
オフラインのループステーションバトルだったらよりその持ち味が出そうだなと感じました。
いつか生でバトルを見れる日が来ることを願いつつ、これからの活躍にも期待です。
6th looper JUNNO
6人目のルーパーはJUNNOさん。
Japan Loopstation Championshipでは4位で予選通過しています。
1曲目-Japan Loopstation Championship 3rd Quarter Final Round4 vs Hoguma
1曲目に披露したのはJapan Loopstation Championship ベスト8 Hoguma戦にてラウンド4で発表した曲です(動画はこちら)。ちなみにこのイベントの時点では未発表でした。
ディレイのようなエフェクトを使用した疾走感のあるメロディに観客が期待で胸を膨らませていると、突如エフェクトを使用した低い声、そして意味の分からない音たちで構成されたドロップに入ります。
聞いたことのない音の暴力を食らった観客はみな語彙を失い「やばい」しか言えなくなっていました。
二度目のドロップの時には会場全体が飛び跳ね、もはや大混乱。私も思わず立ち上がりました。
曲調と構成のカッコよさで会場を爆湧かせしていました。
2曲目-未発表曲
レコーディング冒頭、風が吹くような音が会場を支配します。「何が起こるんだろう」といった気持ちにさせる雰囲気でした。
ビートが入った時点で歓声が上がっていましたが、ドロップに入ると会場は再び爆湧き。
もはや言語化するのがむずかしい、意味の分からない音を使ったドロップにまたもや会場は飛び跳ねていました。また構成もよく、一度落ち着けてから再び会場を湧かせるような音を入れるので、2回目のドロップの時は会場全体が曲にノっていました。
1曲目も2曲目もドロップの音が完全に機械音のような音色で、まるでロシアのINKIEを思わせるようなかっこよさでした。
しかもそのドロップへの持っていき方がとてもうまく、会場全体を支配する力が凄まじかったです。
ただただ曲がかっこよく、ドロップもかっこいい、観客も乗りやすいような、そんな曲を披露していました。今後が楽しみなルーパーですね。
7th looper Masashi
続いて登場したのはMasashiさん。
日本人初のOnline World Beatbox Championship2020にループ部門で出場した実績のある方です。
1曲目-未発表曲
この曲は物語の冒頭、イントロダクションのような使い方をしていました。
冒頭からあらかじめ用意していたと思われる音声が流れます。この音声と音楽の組み合わせがまるで映画を見始めた冒頭のように、これから何かが始まるのでは。。とワクワクさせられます。
しかしただのイントロのトラックでは終わりませんでした。小さな変化の中でドロップのような構成があり、会場のあらゆるところで歓声が起こりました。会場にいるみんなが引き込まれるような1曲目の雰囲気づくり、素晴らしかったです。
2曲目-The void
この曲はRofu&SARUKANI主催のビートボックスフェス”BEAT X FES”への出演権利をかけた動画予選”BEAT X PASS”のエントリーとして発表した曲です。(動画はこちら)
1曲目が終わり、一言挟んだりもせずすぐに次の曲を始めました。
終始低い音のメロディが繰り返される中で、ビートを入れたり、コーラスを入れたり、様々な変化がありました。しかもその技一つ一つがえぐい。変化のポイントのたびに歓声が起こっていました。
また最後のアレンジがまたかっこいい。。これは即興でやっていたのか?
やばすぎるアレンジに会場は大きな盛り上がりを見せていました。
3曲目-Walk(Cover)
「この人の曲をやるしかないでしょう!」といい演奏を始めます。
ビートのレコーディングが終わり、一瞬の静寂の後、、、
ループ界の絶対王者、SAROの楽曲”Walk”のイントロが流れます。会場はこの日一番の大歓声!!
SAROの説明はもはやいらないでしょう!ループ界の始祖、無敗の世界王者のあの人です。
(知らない方のためにJLCのSAROの紹介動画を貼っておきます→こちら)
SAROの楽曲について語るのは気が引けるので原曲MVを見てください。
カバーは完璧でした。ほぼ原曲を流しているかのよう。
そのカバー力の高さもあり、会場は大盛り上がり。2人目の世界王者登場のシーンでした。
8th looper TAKO
イベント終盤、満を持して登場したのはTAKOさん。
Japan Loopstation Championshipの動画予選をトップで通過した超実力派プレイヤーです。
いきなりですが。。
音響チェックの際、突如アメリカのBizKitのGBBソロループ予選の一部が流れました。(動画はこちら)
唐突な世界チャンピオン降臨にまたまた会場は大盛り上がり。
3人目の世界チャンピオンの登場の瞬間でした(一瞬だけ)
1曲目-Check It Out
Japan Loopstation Championshipワイルドカード予選にてトップ通過を果たした曲です。(動画はこちら)
楽曲に使われる特殊音が流れるたびに観客からは歓声。期待値がどんどん上がります。
そしてTAKOさんの「Check It Out..Check It Out..」の声とともにドロップに入ります。
この音楽のグルーブ感がめちゃくちゃいい!!会場全体が手を縦に振って音に乗っていました。
そして二度目のドロップの前、TAKOさん「B-I-Z-K-I-T I’m the king of the groove」の声。
またもや世界王者BizKitが登場しました。(元ネタ動画はこちら)
その後のドロップもかっこよすぎ!!!さすが動画予選トップ通過といったパフォーマンスでした。
2曲目-Sensei’s Cat 2.0
2曲目に披露したこの曲はLoop Insider Upgrade Battleという大会のワイルドカード予選で発表した曲です。(動画はこちら)
序盤から様々な特殊音が聞こえ、その音数に会場を圧倒していきます。
最初のドロップの時点で会場は大歓声でしたが、正直そんなものではありませんでした。。
なんと途中からひたすらアレンジを加え続けたのです。
超攻撃的なサウンドの大集合となり、観客はもれなく食らいまくっていました。
特に最後の方、高音で刺すようなドロップがマジでやばすぎて会場は終始大騒ぎでした。
個人的にTAKOさんを生で見て好きだったのはステージでの動きや表情でした。
例えるならばGBBのステージに立ったSO-SOさん。やばい音に自ら食らっているような表情、ぴったり音に合った動き、全身を使った魅せ方にとても魅力を感じました。
それと楽曲もかっこよかったです。1曲目はまさにアメリカのBizKitや韓国のDICEのようなグルーブ感。
Japan Loopstation Championshipの予選が終了し、通過者がまだ発表される前に全ワイルドカード動画を見たとき、圧倒的にTAKOさんが個人的に1位だと感じたあの衝撃を、今回生で見て思い出しました。
Japan Loopstation Championship含め、今後のルーパーとしての活躍にも期待したいところです。
Last looper Mark
最後に登場したのはMarkさん。
このイベントを主催したJLCの代表です。
主催、案内、受付、音響、出演、その他さまざまな事をこなし、このイベントの主役でもありました。
そんなMarkさんがこのイベントのトリを務め、1曲だけ披露していました。
曲-Energy Drink
先日14日にシャウトアウトとして楽曲が公開された曲です。
このイベントの時点では楽曲としては未発表だったものの、Japan Loopstation Championship関連の動画のBGMに使用されていたりと、Cubeに来た人みんなが聞きなじみのある曲です。
ぜひ下より動画をご覧ください。
冒頭、イントロで特徴的なメロディが流れた時点で歓声が上がりました。
「やっぱこの曲だよな~」といった感じでしょうか。
各所ドロップなどの盛り上がるところでしっかり観客を盛り上げることができたのは、やはりトラックがかっこいいからでしょうか。低音のメロディがかっこいいしアレンジ等の使い方もうますぎ!!
最後、演奏が終わった後には盛大な拍手と歓声が起こりました。
これは単にステージを終えたからでなく、主催としてこのイベントを成功させたMarkさんへの労いの意味もあったでしょう。